平飼いとは
鶏舎のなかで鶏たちが自由に運動できる飼育法です。 うす飼い(1坪あたりの飼養羽数を少なくする)により鶏舎内の環境は良好に保たれます。通常地鶏と定義される飼育法では1坪あたりの飼養羽数が33羽以下ですが、パラダイスファームでは1坪あたり10羽以下にとどめ、鶏たちが、のびのびとすごせるようにしています。
パラダイスファームでは大地の上での平飼いを行っています。地に接することで、土壌微生物や床に敷いたわらに付着する納豆菌などが有効に作用し、鶏糞を分解、悪臭のない清浄な環境がつくられます。これにより4面開放の鶏舎内は常に新鮮な空気で満たされています。
こうした環境づくりが、薬剤に頼らず健康な鶏を育てることにつながります。
鶏にとってのよい環境をつくりだすことが、結果としてもたらされるたまごに反映されると考えています。
鶏舎
飯豊連邦を望む、南向きの緩斜面に建てられた4面開放の鶏舎は、夏の強いひざしから鶏達を守り、冬期間は鶏舎の奥まで太陽光がさしこみます。イタチやハクビシンなどの野生生物から守るため、金網でしっかりとガードされています。
雌鳥はさらさらとした籾殻のしかれた産卵箱で卵を産み、夕暮れになると止まり木で休みます。
育雛
卵からかえったばかりの雛たちがやってきます。水と玄米をあげて寝床と運動場の位置を教えます。雛の時から玄米を食べさせることで、胃腸の丈夫な鶏に育てます。竹の葉や笹の葉などの繊維質の緑餌も与えます。このような食生活で鶏たちの腸は鍛えられ、普通の配合飼料だけで育てられた鶏たちの何倍ものながさの腸が出来上がります。このためふつう未消化のまま排泄され、大変くさいとされる鶏糞の嫌なにおいがなく、清潔な飼育環境となります。
飼料
飼料は地元農家さんとの契約栽培による減減栽培(農薬の使用を通常の栽培よりも減らした栽培法)の飼料米を主体に大豆カス・フスマ・米ぬか・カキガラ・地元の赤土・竹パウダーなどを自家配合しています。